中北薬品

中北薬品	2017年03月16日

名古屋市に本社を置く「中北薬品」は、医薬品や医療機器などの卸を中心とした会社です。
創業は1726(享保11)年と言いますから、徳川吉宗が将軍の時代です(驚)
そんな「中北薬品」は、2016年11月11日に創業290周年を迎えました。
それを記念して、何とトミカが製作されました。
創業290周年の社内イベントの一環として、全社員へ配布する目的で作られとの事です。
その後、取引関係向けに一部が販売されましたが、一般への販売は有りませんでした。そういう意味では非売品と言っても良いでしょう。

トミカはトヨタヴィッツとスズキエブリイの2台セットで、メッセージカードとともにパックされていまいた。

トヨタヴィッツは濃ピンクメタリックのボディで、左リアドア下部には「11-11」、右リアドア下部には「290」と黒文字でタンポ印刷されていました。「11-11」は創業記念日の11月11日を、「290」は創業290周年を表しているものと思われます。
また、ボンネットと左右フロントドア及びリアウインドウに「ピンクリボン運動」のマークがタンポ印刷されていました。
因みに「ピンクリボン運動」とは、乳がん撲滅を目指し早期検診・早期発見・早期治療を啓発する活動で、中北薬品もこの活動を支援しています。
このヴィッツは架空の車両のようで、実車は確認出来ておりません。

スズキエブリイはダークグリーンのボディの左右フロントドアに中北薬品のマーク、左右スライドドア及びリアドアに「中北薬品」の文字が白色タンポ印刷されていました。
また、左サイド後方には「1726」、右サイド後方には「290」と白文字でタンポ印刷されていましたが、「1726」は創業年の西暦、「290」は創業290周年を表しているものと思われます。
このダークグリーンのエブリイは実車が存在するようで、配送などに使われているようです。

箱はどちらも専用のものが用意井され、ボディカラーに合わせてヴィッツはピンク基調、エブリイは緑基調となっています。メッセージカードには社長の挨拶文が書かれていました。

品番	ベース車名	備考
33-7-未	トヨタヴィッツ	中北薬品株式会社創業290周年記念
68-3-未	郵便車	中北薬品株式会社創業290周年記念

中北薬品のトミカの存在は2017年の年明け早々、某オークションサイトに出品された事で一般にも知られる事となりました。その結果、中北薬品には多数の問い合わせが殺到したと予想されますが、私もその一人でして「非売品としての扱いとなり外部への販売は今後を含めて行なう予定は御座いません。」との回答を頂きました。
その数日後、わざわざ下記のようなメールを頂きました。
『「中北薬品創業290周年キャンペーン」として活命茶グッズまたはミニカーを抽選で各50名様にプレゼント企画を実施する事になりました。詳しくは1月7日～28日までの間において放映致します活命茶テレビＣＭでご案内いたしますのでお見逃しなく！（CMは東海エリア内のみでの放送となります）
東海エリア以外の地域にお住まいの方々においては、YouTube等にて公開される予定です。』
通常業務で多忙な中、営業エリア外のいちコレクターにまで情報を発信して頂けるとは、非常に好感の持てる会社だと感じました。こんな会社のトミカが手に入るのは嬉しいですね。

「えっ！、キャンペーンに当たったんですか？」と聞かれそうですが、流石に50名に入る筈もなく、お仲間の伝で手に入れる事が出来ました(^-^)　多謝

10年後は創業300周年、ちょっと期待しちゃいますね(笑)