スカイライン誕生50周年記念 後期
2017年02月23日

スカイライン誕生50周年記念後期01

1957年4月に初代プリンススカイラインが発売されて以来、今年2017年には発売60周年を迎えますが、10年前の2007年には、スカイラインは誕生50周年という節目の年を迎えました。
日産自動車では「スカイラインイヤー」と銘打って、さまざまなイベントや記念商品の販売などを行い、その栄光の50年を振り返りました。
ト ミカでもスカイラインとのコラボレーション商品として、2007年7月26日には「トミカ スカイライン誕生50周年記念 前期」(全6種)、10月18日には「トミカ スカイライン誕生50周年記念 後期」(全6種)が発売されました。さらに11月24日には「トミカリミテッド スカイライン誕生50周年記念 」(全4種)も発売されています。
前回の「前期」に引き続き「トミカ スカイライン誕生50周年記念 後期」(全6種)にスポットライトを当てて見たいと思います。

スカイライン誕生50周年記念後期02

●SKYLINE GTS/HR31

1985年登場の7代目R31型スカイライン。トミカは1986年に追加された2ドアクーペのモデル化。GTSシリーズの上級モデル「GTS-X」を再現で、非常に細かなタンポ印刷で、リミテッド並みの仕上がりとなっていました。

●SKYLINE GT-R/BNR32

1989 年登場の8代目R32型スカイライン。トミカはケンメリGT-R以来、実に16年ぶりの復活となったGT-Rグレードのモデル化で、実車のイメージカラー のガングレーメタリックの再現と思われます。円形のテールライトがやや小さいのが残念でしたが、全体的には細かなタンポを多用して、なかなかの仕上がりで した。

スカイライン誕生50周年記念後期03

●SKYLINE GT-R/BCNR33

1993年登場の9代目スカイライン。トミカは1995年に追加された2ドアクーペのGT-Rのモデル化で、実車のイメージカラーのミッドナイトパープルの再現と思われます。
こちらもリミテッド並みの細かなタンポ印刷で、素晴らしい出来栄えとなっていました。

●SKYLINE GT-R PATROL CAR/BCNR33


R33型GT-Rの警視庁パトロールカー仕様。しかしながら、白黒のR33は警視庁には配備されておらず、架空の仕様と言う事になります。
実車が存在するのは埼玉県警で、これを基にして作られたんでしょうね。

スカイライン誕生50周年記念後期04

●SKYLINE GT-R/BNR34

1998 年登場の10代目スカイライン。トミカは1999年に追加された2ドアクーペGT-Rのモデル化ですが、2002年に1000台限定で発売された R34GT-Rのファイナルバージョン「VスペックII ニュル/Mスペック ニュル」に設定された「ミレニアムジェイドメタリック」のボディカラーの再現と思われます。
こちらも円形のテールライトがやや小さいのが残念!

●SKYLINE 350GT/CPV35

2001年登場の11代目スカイライン。トミカは2003年に追加されたクーペ350GTのモデル化。
このスカイラインのクーペモデルは、通常品にはラインナップされておらず、35周年「トミカ スマイル キャンペーン」の賞品として初登場しました。
しかし、他では2〜3回使われただけで、この50周年も貴重なバリエーションと言えましょう。
クーペのテールランプは、スカイラインの伝統である「円形」に光りますが、トミカでもそれが再現されているのは素晴らしいですね。

スカイライン誕生50周年記念後期05

このシリーズはタンポ印刷を多用した精密な仕上がりで、トミカリミテッドとまでは行かないにしても、なかなかのクオリティでした。
中でも、後期のR31〜R34までの5台は、ヘッドライトにクリアパーツが使われており、その内側が銀色に塗装されているのは特筆に値すると思います。
とても定価は各500円(税別)とは思えない仕上がりは、非常に満足度の高いシリーズとなりました。
箱は白色ベースのオリジナルで、共通デザインながら正面と両方の蓋の部分が車種ごとに異なっており、中身が判るようになっていました。
「50周年ステッカー」も前期同様に封入されていましたが、前期と後期では色が違うという凝りようでした。

品番車 名備考
20-5-未日産スカイラインGTSHR31(セブンス)
20-6-未日産スカイラインGTRBNR32(超感覚)
20-7-未日産スカイラインGT-R(R33)BCNR33
20-7-未日産スカイラインGT-R(R33) パトロールカーBCNR33
20-8-未スカイラインGT-R(R34)BNR34
SP-37-未スカイライン クーペ CPV35

50周年記念トミカの出来が、あまりに素晴らしいものだったので、ハードルが高いとは思いますが、今年のスカイライン誕生60周年でも、是非ともトミカとのコラボレーションを期待したいところです。
最近のトミカは、値上げやコストダウンなど、負の話題が多いように感じますが、ここらでトミカファンに一泡吹かせるくらいの企画をお待ちしてます(^-^)