頚城(くびき)自動車
2016年11月03日

頚城自動車特注トミカ01

頚城自動車株式会社は新潟県上越市に本社を置くバス会社で、創立は1913(大正2)年と100年以上の歴史を誇ります。
そんな頚城自動車が2001年と2003年に4台のトミカを特注しました。

頚城自動車特注トミカ02

最初に出たのは2001年9月でした。

●三菱ふそうエアロクイーン(観光バス)
1997年に導入されたエアロクイーンのモデル化。
ベースは1-4 三菱ふそうエアロクイーン、オールタンポですが、最近の特注バスと比べるといたってシンプル。リアの「ABS」のタンポが巨大なのには驚きます。
箱はフルカラーの専用箱が用意されていました。

●さよなら旧塗装バス(路線バス)
昭和30年代頃から続いた路線バスの塗装も、1991(平成3)年から順次新しい塗装に変更されて来ましたが、2001(平成13)年頃に最後の1台が引退するのを記念してトミカが作られました。オールタンポ仕上げです。
ベースは79-2 三菱ふそうワンマンバスで、何と日本製となっていました。
箱はフルカラーの専用箱が用意されていました。
2013年に創立100年を迎えた頚城自動車ですが、それを記念して旧塗装のバスが復活しているようです。

当初、通販では2台セットで2000円(税別)で販売されたようですが、ミニカーショップでは各1000円(税別)でバラ売りされました。
因みに、通販の2台セットは単品2台のセットで、2台入りの専用箱では有りませんでした。

頚城自動車特注トミカ03

次に出たのは2003年8月で、頚城自動車創立90周年を記念してのミニカー化でした。

●なつかしのボンネット観光バス
昭和32年頃のボンネット観光バスのデザインを基にしたトミカ化でした。
ベースは6-2 いすゞボンネットバスで、オールタンポ仕上げとなっていました。

●頚城自動車乗合バス(路線バス)
1991(平成3)年から採用された新デザインの路線バスのモデル化。
高田工業高校の生徒さんの作品を基に誕生したデザインだそうです。
ベースは93-5 三菱ふそうエアロスターで、フロント方向幕のみラベル仕上げとなっていました。

箱はどちらも専用箱でしたが、2001年よりコストダウンされた1色刷りになっていました。定価は各1000円(税別)でした。
地元のイトーヨーカ堂などで販売された他、全国のミニカーショップでも販売されました。

品 番 ベース 備 考
1-4-19 三菱ふそうエアロクイーン
現行観光バス
79-2-未三菱ふそうワンマンバス旧塗装路線バス
6-2-64いすゞボンネットバス 旧塗装観光バス
93-5-未三菱ふそうエアロスター 現行路線バス

頚城自動車のトミカは、2007年1月に、ミニカーショップイケダ渋谷店で購入しました。
記憶が定かではありませんが、かなりの大安売りをしておりました。発売からかなり時間が経過しておりましたが、まだ売れ残っていたようで、あまり人気が無かったようですね。
ただ、この直後にイケダ渋谷店が突然閉店したのには驚きました。
単なる在庫処分ではなく、閉店の為の在庫処分だったのかも知れません。

ところで「頚城(くびき)」って何て読むのかを知りませんでした。トミカを買って初めて読み方を知ったのです。トミカも偶には勉強になりますね(笑)