帝産観光バス
2016年09月01日

帝産観光バス特注トミカ01

東京品川に本社を置く帝産観光バスは、グループ会社を北海道から関西まで広範囲に展開しており、ボディ側面の犬の走る姿を模ったマークでお馴染みですね。
帝産観光バスと言うと、1987年の全国バスフェアのネオプランバススカイライナーや2000年の高速バスセットに入っていた日野グランビューバスが有りますが、2001年には遂にトミカを特注しました。

帝産観光バス特注トミカ02

帝産観光バス特注トミカは2001年6月5日に発売されました。全国のグループ会社営業所窓口及び通信販売で購入出来ました。
特注トミカはいすゞボンネットバスと三菱ふそうエアロクイーンの2台セットとなっていました。
ボンネットバスは、創立時の社名「帝産オート株式会社」とタンポの入ってレトロ感溢れるものでした。
エアロクイーンは2001年当時、最新鋭の観光バス仕様で、現在も続くお馴染みのデザインです。
箱には「おかげさまで創業50年 帝産観光バス」と有りますから、創業時のバスと50年後のバスのセットという企画なんでしょうね。
定価は2台セットで1,000円(税別)でした。また、全国の有名ミニカーショップでも販売されましたが、価格は取次価格となり1800円(税別)でした。
箱は通常箱を2つ並べたサイズの専用箱で、サイドには昔と今のバスガイドさんの制服姿も印刷されていました。

それにしても、2001年には特注品の2台セットが1000円で買えたと思うと、まだまだ良い時代でしたね。
今や特注品というと1台1,000円以上するものも多く、なかなか買い辛いものになってしまいました。
特注品もくれくらいの値段だと買いやすいのですが…

帝産観光バス特注トミカ03

品番 ベース車名 備 考
6-2-45いすゞボンネットバス帝産オート株式会社
1-4-13 三菱ふそうエアロクイーン 帝産観光バス メーティア

ところで、犬のマークの犬種はグレイハウンドという猟犬ですが、古くは米国最大規模のバス事業者であるグレイハウンドバスが、これの走る姿をデザインしたマークを付けていました。
帝産バスもこの影響を受けた可能性が高いですね。
トミカでも青箱時代のF49番でグレイハウンドバスが製品化されていましたが、帝産バスとそっくりの犬のマークを見る事が出来ます(笑)
因みに、小田急バスも設立当初から犬のマークを付いています(現在は一部の車両のみ)が、こちらはグレイハウンドとはデザインが異なるるようです。
ただし、バスに犬のマークを付けるという点では影響を受けていたのかも知れませんね。