ワンメイクレース コレクション
2016年05月26日

トミカワンメイクレースコレクション01

コンビニ限定トミカ第7弾となる「ワンメイクレースコレクション」が2009年10月6日に発売されました。
同一車種で争われるワンメイクレースの車両をトミカで再現しようという企画でした。
販売は全国のコンビニエンスストア(セブン・イレブン、ローソン、サークルKサンクス等)の他、トミカショップでも取り扱いが有りました。
全6種で定価は各500円(税別)でした。

トミカワンメイクレースコレクション02


●Honda シビック タイプR
2005 年に登場した8代目のFD型シビックでのワンメイクレースは、2008年シーズンより始まりました。シビックのワンメイクレースの歴史は古く1981年ま で遡ります。2代目シビックで始ったこのレースは6代目のEK9型まで続きましたが、2002年からはインテグラにとって変わられる事になりますが、 2008年から再びシビックが復活しました。
トミカのデザインは、この復活を前に2007年に製作されたプロトタイプを元にしているようです。

●トヨタ ヴィッツ
ヴィッ ツのワンメイクレースは「Nets Cup Vitz Race」と呼ばれ、2000年に初代ヴィッツで始まりました。モデルチェンジで2代目に変わったのに伴い、2006年シーズンから参加車両はTRD(ト ヨタテクノクラフト)が販売する「Vitz RS TRD Racing」のみとなりました。
トミカのデザインは、2009年仕様でイベント等に展示されたデモカーを元にしているようです。

●スズキ スイフト スポーツ
2004年に初代スイフトで始った「スイフト スポーツ カップ」は、2007年シーズンより2代目スイフト投入の伴って「ニュー スイフト スポーツ カップ」となりました。
トミカのデザインは、この2007年シーズンのワンメイク仕様のカタログモデルを再現したもののようです。

●マツダ ロードスター(白/ゼッケン05)
2002年に始ったマツダロードスターによるワンメイクレース「ロードスター パーティレース」。
車両は2代目ロードスターのモータースポーツ用グレードのNR-Aでした。
2006年9月からは3代目ロードスターNR-Aに代わり、新シリーズとしてスタートしました。
トミカのデザインは2007年1月の東京オートサロンにマツダが展示した車両を元にしているようです。

●マツダ ロードスター(赤/ゼッケン31)
トミカは上述の白のモデルと同じデザインですが、こちらはどうやら2006年の新シリーズで使われた車両を元にしているようです。

●マツダ RX-8 セーフティカー
筑波サーキットで活躍するRX-8のセーフティカーは、赤と青の2台が有ります。
赤はRX-8発売当初の2003年に導入されましたが、青は2007年頃に追加で導入されたようです。
トミカはこの青色のセーフティカーを元にデザインされているようです。

トミカワンメイクレースコレクション03

箱は通常箱を2つ並べたサイズで、6車種とも共通のものでした。
個別にシュリンクパックされており、箱を開ける事が出来ないため、中身が選べないブラインドボックス仕様となっていました。

品番車 名 備 考
54-9-未Honda シビック タイプR 
33-7-未トヨタ ヴィッツ 
16-5-未スズキ スイフト スポーツ ラリーカップカー 
115-3-未マツダ ロードスター白/ゼッケン02
115-3-未マツダ ロードスター赤/ゼッケン31
44-6-未マツダ RX-8 セーフティカーパトロールカー

これまでもコンビニ特注トミカは有りましたが、タカラトミーが企画販売するトミカの販売ルートがコンビニに限定されたのは2006年の「星野一義ヒストリーコレクション」が最初でした。
その後同様の販売方法のトミカは多数登場しましたが、色々と問題も有りました。
コンビニは全国各地に沢山の店舗が有るので入手し易いように思いますが、実際には取り扱い店舗は極一部でしかなく、10軒とか20軒ものコンビニを探し回っても見つからないなんて事も!
それからコンビには基本的に定価販売なので、量販店ルートと比べると出費が嵩みます。
そして一番の問題はブラインドボックス仕様だと言う事ではないでしょうか。
コンビニ限定トミカは、商品企画は面白いものが多かったので、販売方法さえ普通ならば魅力倍増だったように思うのですが…