日本自動車博物館は1978(昭和53)年11月にオープンした日本初の自動車博物館です。当初は富山県小矢部市の国道8号線沿いに有りましたが、道路拡幅に伴い1995年6月に石川県小松市に移転オープンしました。 同博物館は現在地に移って間もない頃から、多数のトミカを特注しています。 前回に引き続き1998年以降に発売されたトミカを振り返って見たいと思います。 |
第7回はは1998年3月頃でした。 ●スバル 360 (3種類)
スバル360の仕様違いが3種類同時に発売されました。 アイボリーボディ/黒ルーフのモデルは、ノーマル仕様と左右ドアに「日本自動車博物館」の黒色タンポ入りの2種類。 箱は専用箱で当時の定価は各750円(税別)でした。
薄い黄色(うぐいす色)のモデルはボンネットとルーフにストライプの入ったヤングSS仕様。 箱は専用箱で、当時の定価は各1,000円(税別)でした。 |
第8回は1998年4月頃でした。 懐かしのボンネットバスが3種類登場しました。 ●富山地鉄観光 ボンネットバス ●日本自動車博物館オリジナル ボンネットバス ●はとバス ボンネットバス
富山地方鉄道の箱絵は日産U690型で、トミカとは異なる車種ですが、カラーリングで雰囲気を出しています。
「日本自動車博物館オリジナル」と「はとバス」は、基本的に同じカラーリングとなっています。ボディサイドの文字類が異なるだけでした。 オリジナルの箱絵は、博物館所有の白色ボディのいすゞBXD30ですが、トミカはこれとは全く違う塗装なのはちょっと残念。
はとバスの箱絵は1950年代初頭に流行した超豪華仕様の観光バスで、側天窓を設けた開放的なデザインが特徴的です。 さすがにトミカの金型では、このデザインを再現する事が出来ないですね。
箱はそれぞれ専用箱でした。当時の定価は各1,000円(税別)
|
第9回は前回から1年半以上経った2000年1月頃でした。 ●スバル360(ヤングSS) ●スバル360 ●スカイライン ケンメリ
アイボリーボディ/黒ルーフのスバル360は、ボンネットとルーフにラインの入ったヤングSS仕様とノーマル仕様の2種類が登場。 1998年発売のモデルと比べると、ボディ色が白色寄りになっていました。 箱はそれぞれ専用の物が用意され、当時の定価はヤングSS仕様が1,000円(税別)、ノーマル仕様が800円(税別)でした。
ケンメリはクリーム色のボディで、前後オーバーフェンダー部が黒色に塗られていました。当時の定価は800円(税別)
|
第10回は2000年2月頃でした。 ●スカイライン ハコスカ
1997年発売のハコスカと同じメタリックシルバーですが、リアオーバーフェンダーが黒色に塗られていました。 箱は専用箱で当時の定価は800円(税別)でした。 尚、このモデルから中国製になりました。
|
第11回は2000年9月頃でした。 ●奈良交通 ボンネットバス
箱絵を見ると、実車はトミカより新しいいすゞBXD30ですが、実車の雰囲気を良く再現していました。箱は専用の物が用意されていました。 当時の定価は1,000円(税別)、中国製です。
|
第12回は2001年1月頃でした。 国産スポーツカーが4台登場です。 ●スカイライン ハコスカ ●ホンダS800 ●トヨタ セリカ1600GT ●スカイライン ケンメリ
ハコスカはアイボリーボディにワイドホイール仕様、ホンダS800は赤ボディ/黒ルーフ、セリカはダークグリーンボディ、ケンメリは1997年発売のモデルと同じメタリックシルバーでしたが、ワイドホイール仕様となっていました。 箱はそれぞれ専用箱で、当時の定価は各700円(税別)、全て中国製でした。
|
回 | 品番 | 車 名 |
発売 |
7 | 21-4-46 | スバル360 | 1998年03月頃 | 21-4-47 | 21-4-48 | 8 | 6-2-25 | いすゞボンネットバス(富山地鉄観光) | 1998年04月頃 | 6-2-26 | いすゞボンネットバス(オリジナル) | 6-2-27 | いすゞボンネットバス(はとバス) | 9 | 21-4-73 | スバル360 | 2000年01月頃 | 21-4-74 | 82-1-47 | ニッサン スカイライン2000GT-X | 10 | 21-2-127 | スカイライン2000GT レーシング | 2000年02月頃 | 11 | 6-2-39 | いすゞボンネットバス(奈良交通) | 2000年09月頃 | 12 | 21-2-144 | スカイライン2000GT レーシング | 2001年01月頃 | 23-2-60 | ホンダS800M | 26-1-26 | トヨタ セリカ1600GT | 82-1-56 | ニッサン スカイライン2000GT-X |
日本自動車博物館の特注トミカは、館内のミュージアム・ショップでの販売の他、イケダ等のミニカーショップでの販売も有ったので、入手しやすいのも魅力でした。 ミュージアム・ショップでは、一部の車種で木製の台座付セットも販売されていたようです。ミニカー本体と木製台座、簡単な車の説明書と折りたたんだ専用箱がセットになっていたようです。価格等の詳細は不明。
1995年から積極的に特注トミカを発売していた日本自動車博物館ですが、2001年1月の4台を最後に、ぱったりと特注トミカが出なくなってしまいました。 比較的リーズナブルなお値段の特注トミカだったので残念ですね。 いつの日か、復活を期待したいところです。
|
|