トランスフォーマーは旧タカラが販売していた変形ロボット玩具に端を発するシリーズですが、タカラとトミーが合併した事から、トミカとのコラボが実現しました。 2011年7月29日に日本で公開された実写映画「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」によって、大きな盛り上がりを見せていたトランスフォーマー。 トミカもその波に便乗すべく企画されたのでしょうね。 |
最初に登場したのは10月27日発売の2台でした。
●トランスフォーマートミカ バンブルビー 映画に登場した5代目シボレー・カマロを再現したものでした。 当時トミカのラインナップにシボレー・カマロはまだなっかったので、通常品に先行すすかたちでの登場でした。 初回生産分は「メックテックカード」という、カードバトルやPCゲーム、店頭無料ゲーム機などに使えるカードが1枚付いていました。 定価は800円(税別)
●トランスフォーマートミカ(ロングタイプ)オプティマスプライム
映画の登場した米国トラックメーカー「ピータービルト」社の379トレーラートラックを再現したものでした。 今回の為にトミカ化されたもので、荷台も専用仕様となっていました。 初回生産分は「メックテックカード」が1枚付いていました。 定価は1,300円(税別)
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次に登場したのは12月17日発売の4台でした。
●トランスフォーマートミカ バンブルビー リベンジver. 2009年6月20日公開の実写映画「トランスフォーマー/リベンジ」に登場した5代目シボレー・カマロを再現したものでした。 因みに同日トミカのラインナップに19-7 シボレー・カマロが加わったので、裏板にもNO.19の刻印が入っています。 定価は800円(税別)
●トランスフォーマートミカ ラッピングバス 41-4 いすゞ スーパーハイデッカーバスがベースになっていますが、ボディサイドの筋彫りが全て埋められるという改修を施された金型を採用していました。 これは、ボディサイドをタンポ印刷で仕上げる為の措置だったと思われます。 定価は700円(税別) その後この金型は2012年の早池峰バス特注「遠野物語めぐり号」などにも使われています。
●トランスフォーマートミカ(ロングタイプ)オプティマスプライム ブラックver.
これは詳しくは判らないのですが、本家変形玩具トランスフォーマーの限定版で登場するブラックカラーのオプティマスプライムを再現したもののようです。 モデルはピータービルト379トレーラートラックです。 定価は1,300円(税別)
●トランスフォーマートミカ ラッピングトレーラー ロング129-1 レーシングトランスポーターをベースに、赤キャブ・銀荷台、荷台の絵柄はタンポ印刷仕上げとなっていました。 定価は1,200円(税別)
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番外編ですが、2011年のタカラトミー株主優待品にも、トランスフォーマーがデザインされたトミカが含まれていました。
●トランスフォーマー ラッピングトレーラー 株主優待品 2011年3月31日現在の株主名簿で、100株以上保有の株主に送られた優待品で、8月下旬頃に届けられました。 ロング129-1 レーシングトランスポーターをベースに、クロムメッキキャブ・黒荷台、荷台の絵柄はタンポ印刷仕上げとなっていました。非売品です。
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品番 | 車 名 |
発売日 |
SP-未-未 | バンビルビー |
2011/10/27 |
SP-未-未 | オプティマスプライム | 19-7-未 | バンビルビー リベンジver. | 2011/12/17 | 41-4-未 | ラッピングバス | SP-未-未 | オプティマスプライム ブラックver. | 129-1-未 | ラッピングトレーラー |
129-1-未 | ラッピングトレーラー |
非売品 |
トランスフォーマートミカと銘打って登場したシリーズでしたが、結局2度の発売で6種類が出ただけで終わってしまいました。 トランスフォーマーは変形することに価値が有る玩具ですから、変形しないトミカは恐らくトランスフォーマーファンには受け入れられなかったと思います。 トミカファンにしても、単価の高いこのシリーズに手を出した人は果たしてどれだけ居たのか? 当時、量販店でもいつまでも売れ残っていたのを思い出します。 仕舞いには投売りしているお店も有りました。 結局ターゲットが誰なのか良く分からないものになってしまったようです。 トミカなら何でも買っちゃう私はターゲットにされましたが(笑) |
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