ニッサン レーシングカー コレクション
2015年10月08日

トミカ ニッサン レーシングカー コレクション01

2006年に販売ルートがコンビニに限定されたトミカ「星野一義ヒストリーコレクション」、翌2007年にはその第2弾となる「長谷見昌弘レーシングスカイライン コレクション」が発売されました。
そして2008年11月10日には第3弾となる「ニッサン レーシングカー コレクション」が発売されました。

60年代のS54Bスカイラインから最新GT-Rテストカーまで、日産モータースポーツをトミカで振り返ろうと言う企画でした。

全国のコンビニエンスストアー(セブン・イレブン、ローソン、サークルKサンクス等)で販売されました。定価は各500円(税別)


トミカ ニッサン レーシングカー コレクション02

●スカイライン 2000GT-B(S54B)
1964年5月3日に鈴鹿サーキットで決勝が行われた第2回日本グランプリのGT-IIクラスで、砂子義一ドライブで2位を勝ち取ったゼッケン39番のスカイラインです。
このレースでは生沢徹ドライブのゼッケン41のスカイラインGT-Bが、式場壮吉ドライブのポルシェ904を7周目に一度抜いた事で有名ですが、最終的には砂子にも抜かれて3位に終わっています。

●R382
1969年10月10日に富士スピードウェイで決勝が行われた'69日本グランプリで、黒澤元治/砂子義一のドライブにより総合優勝を果たしたゼッケン21番のR382です。
北野元/横山達がドライブするゼッケン20番のR382とワンツーフィニッシュとなり、ライバルのトヨタ7に圧勝する結果となりました。

●スカイライン 2000GT-R(KPGC10)
1971年5月3日に富士スピードウェイで決勝が行われた'71日本グランプリのTS-bクラスで、高橋国光のドライブにより優勝を果たしたゼッケン6番のスカイラインです。
トッ プを走る長谷見昌弘ドライブのゼッケン8番のスカイライン2000GT-Rと終始デッドヒートを繰り広げ、ラスト2周となった14周目、遂に高橋車がトッ プを奪いそのままゴール。久保田洋史が駆るゼッケン9番のスカイライン2000GT-Rも3位に入り、1位から3位までをスカイラインが独占しました。

●スカイライン 2000GT-R(KPGC110)
1972年10月23日〜11月5日に東京晴海で開催された第19回東京モーターショーに展示されたスカイライン2000GTレース仕様車です。
1972 年9月にフルモデルチェンジされたばかりのケンメリは、まだGT-Rの発表はされておらず、モーターショーではGT-Xをそれ風にドレスアップしたショー カーを展示しました。ゼッケン73番は、73年シーズンを戦うマシンを意識していたのでしょうが、結局レースに出場する事は有りませんでした。

●フェアレディZ 300ZX
神岡政夫・中原祥雅組のドライブで1985年全日本ラリー選手権シリーズチャンピオンを勝ち取ったマシンです。
第3戦からの途中参戦でしたが、6戦・7戦の連続優勝もあり、シリーズチャンピオンに輝きました。

●日産GT-R(R35) テストカー
SUPER GT 2008/GT500 日産GT-R テストカーです。
プレシーズンテストで走行した#230番のテストカーで、実車はカーボンブラックの精悍なマシンですが、トミカは残念ながらカーボンは再現されていません。


トミカ ニッサン レーシングカー コレクション03

箱は通常箱を二つ並べたサイズで、6車種とも共通のものでした。
個別にシュリンクパックされており箱を開ける事が出来ないため、ブラインドボックス仕様となっていました。
中身が選べないのはコンビニ専売トミカ第1弾からで、残念ながらこの後も続く事となります。

品番 車 名備 考
SP-18-未
プリンス スカイライン2000GT-B第2回日本グランプリ2位
22-1-未日産R382'69日本グランプリ優勝
21-2-未スカイライン2000GT-R'71日本グランプリTS-b優勝
82-1-未スカイライン2000GT レース仕様'72東京モーターショー出品車
15-4-未フェアレディZ 300ZX'85全日本ラリー選手権優勝
50-7-未日産GT-R レーシングSUPER GT 2008 テストカー

コンビニ専売トミカも第3弾となりましたが、1弾から3弾まで全て日産車のみという偏ったラインナップとなりました。
日産ファン以外からは文句が出そうですが、第4弾以降はようやく他メーカーがラインアップされる事となります。
それはまた機会を見てご紹介していきたいと思います。