相鉄バス
2015年09月17日

相鉄バス特注トミカ01

神奈川県東部・中央部で路線バスや高速バスを運行している「相鉄バス」ですが、2001年に立て続けに2回、それから11年後の2012年と3度トミカを特注しています。
何れも貸し切りバスや高速バスのモデル化でした。

相鉄バス特注トミカ02

2001年前後頃は、トミカを特注するバス事業者が次々に現れ、ちょっとした特注バスブームになっていました。
そんな中、当時貸切バスを運行していた「相鉄自動車」が特注品をリリースしました。

●相鉄自動車 オリジナルバスセット
2001年1月15日発売 定価1,000円(税別)

1993年から使われた青とグレーのウェーブデザインの貸切車「三菱ふそうアエロクィーン」と「いすゞスーパーハイデッカーバス」の2台セットでした。
側面はオールタンポでしたが、前面や後面はほぼ省略されて「のっぺらぼう」な感じが残念でした。しかし価格を考えるとこんなものでしょか。
当初、販売は二俣川営業所窓口と車内販売のみとなっておりましたが、2001年5月頃からミニカーショップなどでも販売されました。ただし、取次価格という事で1,800円(税別)となっていました。

相鉄バス特注トミカ03

●相鉄自動車 オリジナルバスセット Vol.2
2001年7月16日発売 定価1,300円(税別)

第1弾と同じ1993年から使われた青とグレーのウェーブデザインの貸切車「三菱ふそうアエロクィーン」と、1993年まで使われていたヨーロピアンスタイルの旧塗装貸切車「いすゞスーパーハイデッカーバス」の2台セットでした。
第1弾より細部まで再現されたオールタンポで、前面や後面にもタンポが施されていました。300円の価格上昇も納得の出来映えでした。
販売は二俣川営業所窓口などのほか、ミニカーショップなどでも販売されました。ただし、こちらも取次価格だったので2,000円(税別)となっていました。

相鉄バス特注トミカ04

2010年代になると、精密にタンポ印刷を施したバス事業者の特注品が次々とリリースされ、第2次特注バスブームとも言える状況になりました。
2009年に「相鉄自動車」より高速バス路線の譲渡を受けて高速路線バスの運行を始めた「相鉄バス」が、高速バスのトミカを特注しました。

●三菱ふそう エアロクィーン(高速バス6001号車)

2012年10月1日発売 定価1,000円(税込) 6000台限定

2010年に導入された最新鋭の三菱ふそうエアロクィーンの高速路線バスのモデル化でした。
主に羽田空港と二俣川駅や海老名駅を結ぶリムジンバスとして使われている6001号車を、非常に細かなタンポ印刷で、忠実に再現していました。
2001年の物と比べると、タンポ印刷技術の進歩には驚かされますね。
販売は綾瀬・旭・横浜の各営業所と、海老名駅構内の相鉄グッズショップ「そうにゃん」のみで、通販などは無いようです。
発売から現時点で3年近くになりますが、まだ買えるようです。

セット名/種類品番 車 名
オリジナルバスセット
/貸切バス
1-4-9
三菱ふそうエアロクィーン
41-4-40いすゞスーパーハイデッカーバス
オリジナルバスセット Vol.2
/貸切バス
1-4-16三菱ふそうエアロクィーン
41-4-44いすゞスーパーハイデッカーバス
────  /高速バス1-5-未三菱ふそうエアロクィーン

相鉄バスは3度に渡って特注トミカを発売しましたが、貸切バスと高速路線バスのモデル化で、最も身近な路線バスの特注が有りません。今度は是非とも最新のタンポ技術を駆使した路線バスを見てみたいですね。