日本国内では1975年に新宿小田急百貨店の第1回トミカ工場を皮切りに、百貨店でのトミカの特注が盛んに行われてきました。 ところが近年は百貨店の売り上げも1991年をピークに減少傾向が著しく、それに呼応するようにめっきりトミカの特注も少なくなっていました。 そんな中、高島屋のグループ企業であるタカシマヤ・シンガポールが特注トミカをリリースしました。国内の高島屋では取り扱いしないとの事で、これまたコレクターにとっては厄介なトミカの登場となりました。 |
シンガポール高島屋は1993年10月8日に東南アジアで一番のショッピング・ストリートと言われるシンガポールのオーチャード通りにオープンしましたが、2013年10月で開店20周年になる事から、それを記念したトミカが登場しました。 95-3 ロンドンバスがベースで、定番の赤色ボディにタンポとラベルで「Takashimaya」などの文字が再現されていました。 箱はトミカリミテッドで良く使われていた153mm×118mm×47mmの蓋付き化粧箱で、トミカ1台とシリアルナンバーが記されたカードが封入されていました。
このトミカは同店の4Fで20シンガポールドルの買い物をするごとに、1台5シンガポールドルで購入可能という変則的な販売方法が取られていました。 販売台数は6000台との事です。 |
続く2013年11月14日には第2弾の白いロンドンバスが発売されました。同じく95-3がベースで、白色ボディにタンポとラベルで「Takashimaya」などの文字が再現されていました。 箱は通常サイズのもので「LONDON BUS TAKASHIMAYA REGULAR VERSION」と記されていますので、こちらが通常バージョンと言う位置付けのようです。 こちらは1台5.95シンガポールドルで同店4FのToy's & Gift Houseで単品販売されました。 |
品番 | 車 名 | バージョン | 色 |
95-3-未 | ロンドンバス | シンガポール高島屋20周年記念 | 赤 |
95-3-未 | シンガポール高島屋レギュラー | 白 |
特注トミカはその特注元によって、全く予告無しに突然発売される事が有りますが、まさか海外の百貨店から登場するとは思っても見ませんでした。 常にあちこちにアンテナは張り巡らしてしますが、流石に海外はノーマークでした。 しかしながらこう言った情報もお仲間がもたらしてくれるというのは有り難い事ですね。 更には海外から買い付けてくれる語学が堪能なお仲間が居るのも心強い限りです。 本当に沢山のお仲間に支えられてコレクションが成り立っている事を考えると、感謝の気持ちでいっぱいです。 コレクションで最も大切なのは「お仲間」と言う事を、感じずには居られませんね。 |
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