今週は名古屋市に本社を置く株式会社ミックが特注したトミカをご紹介します。 同社はクレーン作業全般を主力としていますが、建築・土木関係なども手がける会社です。 そんな同社が2009年夏頃にトミカを特注しました。ベースは2008年12月にコベルコ建機が特注した「コベルコ ラフテレーンクレーン パンサーX250」でした。
ミックのモデルは非常にカラフルなもので、まるで幼児玩具のようにも見えますが、これは実車を模したカラーリングなのです。 ミックでは平成4年に赤・黄・青・緑の4色で構成されるドリーミックカラー(Dreamic Color)と言うものを制定しており、それぞれの色に下記のような意味を持たせていました。
●赤:ステディーカラー(レッド)で 従来のコーポレートカラー。 親しみやすさと堅実さを表す。 ●黄:ヒューマンカラー(イエロー)でロマンと思いやりを表す。 ●青 フレッシュカラー(ブルー)で若々しさと成長を表す。 ●緑
セーフティーカラー(グリーン)で冷静さと安全性を表す。
さて、そのドリーミックカラーのミック特注トミカですが、実はどのような経緯で特注され、どのように配布又は販売されたのかが全く判りません。 販売された形跡は無く、非売品の扱いだった事は間違いなさそうです。関係者のみに配布されたとの情報も有りますが、詳しい事は判らず終いでした。 「幻のトミカ」と言っても過言ではないと思えるほど、市場には殆ど出回っておらず、私は某オークションでも3回しか見た事が有りません。 数はそれなりに有る筈ですが、いったいどこに消えてしまったのでしょう?
と
ころで、「コベルコ ラフテレーンクレーン
パンサーX250」のトミカは、2011年7月に73-4として通常品にラインアップされました。コベルコ建機特注・ミック特注の2種は、それより以前に
登場していますので、73-4のバリエーションではなくSP品番として分類されるのが妥当でしょう。
※SPの何番になっているのかは不明です。 |