ベースボールトミカ
2013年10月24日

ベースボールトミカ01

今年もまもなくプロ野球日本シリーズが始まりますが、今週はプロ野球のトミカをご紹介したいと思います。

プロ野球「読売ジャイアンツ」が球団創立50周年を迎えた1984年、ベースボールトミカなるシリーズが発売されました。
球団の名前などが入れられたトミカとキーホルダーがセットになって、専用のブリスターパックに入れられていました。

セ・リーグ6球団で8種類が出ましたが、ジャイアンツが3種類も有り、偏った展開になっていました。当時のジャイアンツ人気と50周年にあやかったのかも知れませんね。

ジャ イアンツ50周年の2台を除くと、トミカのカラーリングは当時のユニフォームなどをイメージしたものではないかとコレクター仲間から教えて頂きましたが、 言われて見ると確かにその通りですね。トミカのカラーリングにも、しっかりと意味が有ると思って見ると、なかなか面白いものです。

それでは早速見て行きましょう(^-^)

ベースボールトミカ02

●読売ジャイアンツ:ニッサン キャラバン ハイルーフ
クリーム色のボディで、両サイドに「読売ジャイアンツ50周年記念」の赤タンポ。
ルーフには50周年球団マークの三角形ラベルが貼られていました。

●読売ジャイアンツ:日野レインボー スケルトンバス
オレンジ色のボディで、両サイドに「読売ジャイアンツ50周年記念」の青タンポ。
ルーフにはキャラバンと同じラベルが貼られていました。

ベースボールトミカ03

●読売ジャイアンツ:ニッサン スカイライン 2000ターボGT
アイボリー色のボディに赤ライン、ボンネットに50周年球団マークタンポ、左右ドアにGIANTS赤タンポ、トランクリッドにV2黒タンポと言う仕様でした。

●ヤクルト スワローズ:三菱パジェロ
水色ボディの両サイドに「Yakult Swallows」白タンポ、ボンネットには当時の球団マークのラベルが貼られていました。

ベースボールトミカ04

●横浜大洋ホエールズ:ニッサン フェアレディZ 300ZX
濃紺とメタリックシルバーのツートンボディの両サイドに「YOKOHAMA TAIYO」白タンポ、ボンネットに「W」文字白タンポ。ルーフには当時の球団マークのラベルが貼られていました。

●中日ドラゴンズ:トヨタ ソアラ 2800GT
アイボリーと水色のツートンボディの両サイドに「Dragons」赤タンポ、ボンネットには当時の球団マークのラベルが貼られていました。

ベースボールトミカ05

●阪神タイガース:フォルクス ワーゲン
山吹色のボディの左右ドアに「Tigers」黒タンポ、ルーフに球団マークのラベルが貼られていました。

●広島東洋カープ:マツダ サバンナRX-7 レーシング
赤色ボディの両サイドに「赤ヘル軍団」白タンポ、ボンネットには当時の球団マークのラベルが貼られていました。

球団 品 番車 名
ジャイアンツ3-3-21ニッサン キャラバン ハイルーフ
41-3-8日野レインボー スケルトンバス
20-4-7ニッサン スカイライン 2000ターボGT
スワローズ69-4-3三菱パジェロ
ホエールズ15-4-2ニッサン フェアレディZ 300ZX
ドラゴンズ5-2-10トヨタ ソアラ2800GT
タイガースF20-1-44フォルクス ワーゲン
カープ74-3-10マツダ サバンナRX-7 レーシング

ブリスターパックに裏面には「球団一口メモ」が書かれており、当時の球団の様子がうかがい知れます。
また、付属のキーホルダーは帽子・トロフィー・グローブ・ミット・キャッチャーマスク・審判用プロテクターの6種類で、それぞれにオレンジ色と水色が有ります。これらがランダムに入れられていたようです。

ジャイアンツ50周年記念商品的な色合いも強かった為か、この年だけで生産も終了したようで、いまいち不人気だったためかパ・リーグ版が出ることは有りませんでした。

実はこの2年程前、米国でコーギーjr.が大リーグシリーズをリリースしていました。トミカと同じようなブリスターパックで、同一車種(ムスタング・コブラ)のデザイン違いで全球団のものが作られました。こちらにはキーホルダーは付いていませんでした。
トミカはこれを真似たのかは判りませんが、車種を球団ごとにて変え、キーホルダーを付けるなどの独自性を付加した企画だったのかも知れませんね。
果たして大リーグシリーズは彼の国でも売れたのでしょうか?