矢沢トランポ(1) 改訂版
2012年11月08日

矢沢トランポ01

永ちゃんの愛称でお馴染みのロックミュージシャン「矢沢永吉」のコンサートツアーの機材運搬用トラックである「トランポ」を模したトミカが有りま す。
1988年から2000年まで毎年コンサートグッズとして販売されました。
2001年以降も販売されていますが、残念ながらトミカでないミニカーに変 わってしまいました。

今回はその中から1995年までのトランポをご紹介したいと思います。

矢沢トランポ02

最初に登場したのは1988年の「It's Only YAZAWA」ツアーのトランポでした。
7-2 ふそうパネルバンがベースで、メタリックシルバーのボディに白荷台、荷台両サイドはラベル仕上げとなっていました。
因みにこのトミカに関しては、いくつかの資料を調べましたが、載っているものは有りませんでした。その事からも今となっては非常に希少なトミカと言えましょう。

1989年は「STAND UP'89」ツアーのトランポです。この年からベースが7-3三菱ふそう冷凍車に変わりました。メタリックシルバーのボディに白荷台、荷台両サイドはラベル仕上げとなっていました。

翌1990年は「Rock'nRoll Army'90」ツアーで、前年同様メタリックシルバーに白荷台、荷台はラベル仕上げとなっていました。

矢沢トランポ03

1991年は「Big Beat」ツアーでしたが、今までのメタリックシルバーボディから黒ボディに変わりました。荷台も黒になりなかなか渋い印象ですね。荷台両サイドはラベル仕上げでした。

1992年は「Anytime Woman」ツアーですが、この年は2種のカラーが存在しました。
コンサート会場で販売された白ボディ白荷台の他に、ファンクラブ限定(確実な情報では有りません)の黒ボディ黒荷台が出ました。荷台のラベルはどちらも共通でした。この黒ボディも入手出来ておりません。


矢沢トランポ04

1993年は「Come On!」ツアーで、白ボディ白荷台のみのリリース。荷台はラベル仕上げとなっていました。

1994年は「The name is YAZAWA」ツアーでしたが、荷台のラベルの文字は「ROCK'N ROLL BOSS」となっていました。白ボディ白荷台のみ。
ラベルの文字は、当時サントリーの缶コーヒー「BOSS」のCMに出演していた事が関係しているのかも知れませんね。

1995年は「JUST TONIGHT」ツアーで、白ボディ白荷台のみ。荷台はラベル仕上げ。
この年のモデルはウインドウにバリエーションが有り、クリア・ブルーの2種が確認されていますが、クリアは日本製、ブルーは中国製となっていました。

尚、箱は全て小型のクリアーケースで、下部に銀色の厚紙が敷いてありました。

1996年から2000年までのトランポについてはこちらを参照して下さい。


ツアー 品 番 ボディ 荷台 生産国 備考
1988It's Only YAZAWA7-2-未M.SWスモーク日本 
1989 STAND UP'89 7-3-2 クリアー  
1990 Rock'nRoll Army'90 7-3-4  
1991 Big Beat 7-3-6 B B FC限定
1992 Anytime Woman 7-3-7  
7-3-8 W W L.BL  
1993 Come On! 7-3-12 クリアー  
1994 The name is YAZAWA 7-3-14  
1995 JUST TONIGHT 7-3-17  
7-3-18 BL 中国  

矢沢トランポについては2010年8月19日付けの今週のアラカルトでご紹介済みですが、このほど最初のトランポが1988年のツアーで登場していた事が新たに判明しました。それを踏まえて加筆修正したのか今回の記事でございます。
しかしながらまだまだ判らない事だらけで、改めてトミカコレクションの奥の深さを知らされた思いです。